半年ぶりにわが家に来客がありました。
(親族による生活チェックが入りました)
オウム用のお土産も頂き、
早速オウムにオモチャをあげようかというところで、
冠羽7割で出てきました。
オモチャには目もくれず、来客に視線を送っています。
皆さん、これがオウムの悪い顔です。
どうやら来客は好みから外れていたようです。
※オウムが好きなのは飼い主個人であって、親族は他人と同じです。
家族や家庭でなく、常に自分(オウム)と相手”個人と個人”として態度を決めます。
この状態のオウムを見ながら来客の相手をするのは飼い主も大変なので、
オウムの警戒度数を下げるため、
オウムをテーブルに乗せて来客と飼い主で暫くオウムと遊び続けました。
来客には事前にオウムが危ないこと、パートナー以外に乱暴にふるまうことがあること、
性格に難があること、
オウムが床に降りたら(落ちたら)すぐにオウムの届かない場所に退避することなどを伝えてあり、
来客もオウムに触ろうとすることなく警戒をしていたのですが・・・
2時間ほどオウムと遊び続け、オウムの冠羽も落ち着き始めた頃、
来客が荷物を取ろうとオウムの前を横切り噛まれました。
十分な間合いを空けずに横切ったために攻撃範囲に入ってしまったようです。
全力で噛まれたらしく来客はジーンズごしに脚を負傷。
出血しました。
よく、ジーンズは丈夫だからジーンズを穿くと良いとコメントを頂きますが、
大型オウム・インコが相手ですと、
ジーンズを穿いていても本気で噛まれたら怪我をします。
ジーンズはズボンの中では防御力が高い程度の認識が妥当です。
生足とジーンズの場合、ジーンズを穿いていると怪我の程度が3分の1程軽減されると思ってください。
※ジーンズの中では、昔流行ったダボダボのジーンズが一番防御力が高いです。
噛まれた時の威力軽減よりは、噛まれないことが一番です。
ダボダボのズボンはオウムの噛みつきの空振り率を高めます。
実際には、
皮膚と密着していない(ダボッとしたゆとりのある)ズボン+
厚手(防寒性の高い綿が挟まれていたり、裏起毛のものなど)
の方が(噛みつきの回避率も足して)総防御率が高いです。
女性ではロングスカート(脚にフィットしていない幅広のもの)なども有効です。
これで上半身に甚平を羽織れば、防御率が更にあがります。
噛まれた来客は激痛から身体をおこせず、
暫くの間呻き声を出しながら床にのたうっていました。
オウムに全力で噛まれると体に電気がビリリリっと流れるような衝撃が走ります。
その後ズッキズッキと波打つ激痛が訪れます。
神経が集中している場所を噛まれると、視界を奪われるレベルで痛いです。
オウムは飼い主に怒られて撤収。
飼い主がオウムの苦手な柄のものを来客の手前に置いたのを見て、
オウム部屋から出てこなくなりました。
何回か記事にも上げましたとおり、
タイハクオウムはフェイントの達人です。
相手が油断した隙を逃さず噛みつきに行きます。
友好的な行動で相手を釣ってからのヤキイレは、もはやオウムのお家芸です。
パートナーに対してかなりの形容を見せるタイハクオウムの姿が
それを見たものの危機感を削ぎ、オウムが噛みつく隙を生じさせます。
久しぶりに白い悪魔の再臨を見た1日でした。
大型オウムは”気にいらない”という理由で相手を攻撃することがあります。
前を横切るだけでオウムの逆鱗に触れることも十分ありえます。
こういったこだわりは成長と共に移り変わり形成されていくものなので、
全ての個体が生きてく最中に得とくします。
生涯、誰にでも良い子に振舞えるオウムは存在しません。
100人中99人に良い子に振舞えていたとしても、
残りの1人は問答無用でヤキイレの対象にします。
※実際のヤキイレ対象はもっと多いです。最高に理想的な幻級の良い子の場合の例です。
「大人しい」「良い子」「誰にでもフレンドリー」と言われるオウムが相手であっても、
自分が良く知らないオウムと接する時は警戒を怠らないようご注意下さい。
自分が100人中の1人に当てはまらないとは限らないのですから・・・
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(親族による生活チェックが入りました)
オウム用のお土産も頂き、
早速オウムにオモチャをあげようかというところで、
冠羽7割で出てきました。
オモチャには目もくれず、来客に視線を送っています。
皆さん、これがオウムの悪い顔です。
どうやら来客は好みから外れていたようです。
※オウムが好きなのは飼い主個人であって、親族は他人と同じです。
家族や家庭でなく、常に自分(オウム)と相手”個人と個人”として態度を決めます。
この状態のオウムを見ながら来客の相手をするのは飼い主も大変なので、
オウムの警戒度数を下げるため、
オウムをテーブルに乗せて来客と飼い主で暫くオウムと遊び続けました。
来客には事前にオウムが危ないこと、パートナー以外に乱暴にふるまうことがあること、
性格に難があること、
オウムが床に降りたら(落ちたら)すぐにオウムの届かない場所に退避することなどを伝えてあり、
来客もオウムに触ろうとすることなく警戒をしていたのですが・・・
2時間ほどオウムと遊び続け、オウムの冠羽も落ち着き始めた頃、
来客が荷物を取ろうとオウムの前を横切り噛まれました。
十分な間合いを空けずに横切ったために攻撃範囲に入ってしまったようです。
全力で噛まれたらしく来客はジーンズごしに脚を負傷。
出血しました。
よく、ジーンズは丈夫だからジーンズを穿くと良いとコメントを頂きますが、
大型オウム・インコが相手ですと、
ジーンズを穿いていても本気で噛まれたら怪我をします。
ジーンズはズボンの中では防御力が高い程度の認識が妥当です。
生足とジーンズの場合、ジーンズを穿いていると怪我の程度が3分の1程軽減されると思ってください。
※ジーンズの中では、昔流行ったダボダボのジーンズが一番防御力が高いです。
噛まれた時の威力軽減よりは、噛まれないことが一番です。
ダボダボのズボンはオウムの噛みつきの空振り率を高めます。
実際には、
皮膚と密着していない(ダボッとしたゆとりのある)ズボン+
厚手(防寒性の高い綿が挟まれていたり、裏起毛のものなど)
の方が(噛みつきの回避率も足して)総防御率が高いです。
女性ではロングスカート(脚にフィットしていない幅広のもの)なども有効です。
これで上半身に甚平を羽織れば、防御率が更にあがります。
噛まれた来客は激痛から身体をおこせず、
暫くの間呻き声を出しながら床にのたうっていました。
オウムに全力で噛まれると体に電気がビリリリっと流れるような衝撃が走ります。
その後ズッキズッキと波打つ激痛が訪れます。
神経が集中している場所を噛まれると、視界を奪われるレベルで痛いです。
オウムは飼い主に怒られて撤収。
飼い主がオウムの苦手な柄のものを来客の手前に置いたのを見て、
オウム部屋から出てこなくなりました。
何回か記事にも上げましたとおり、
タイハクオウムはフェイントの達人です。
相手が油断した隙を逃さず噛みつきに行きます。
友好的な行動で相手を釣ってからのヤキイレは、もはやオウムのお家芸です。
パートナーに対してかなりの形容を見せるタイハクオウムの姿が
それを見たものの危機感を削ぎ、オウムが噛みつく隙を生じさせます。
久しぶりに白い悪魔の再臨を見た1日でした。
大型オウムは”気にいらない”という理由で相手を攻撃することがあります。
前を横切るだけでオウムの逆鱗に触れることも十分ありえます。
こういったこだわりは成長と共に移り変わり形成されていくものなので、
全ての個体が生きてく最中に得とくします。
生涯、誰にでも良い子に振舞えるオウムは存在しません。
100人中99人に良い子に振舞えていたとしても、
残りの1人は問答無用でヤキイレの対象にします。
※実際のヤキイレ対象はもっと多いです。最高に理想的な幻級の良い子の場合の例です。
「大人しい」「良い子」「誰にでもフレンドリー」と言われるオウムが相手であっても、
自分が良く知らないオウムと接する時は警戒を怠らないようご注意下さい。
自分が100人中の1人に当てはまらないとは限らないのですから・・・
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コメント
コメント一覧 (5)
普通に謝ってバンドエイドを渡してます。
基本的に、どうしても必要な場合を除いてろう飼い主宅への訪問はお断りしています。
オウムの危険性を理解した上で、それでも来たいという方だけ極々たまに来訪されます。
今回の来客はオウムというリスクがあることを承知の上で来訪しておりますので、
噛まれて負傷したとしてもトラブルまでは発展しません。
飼育者がオウムによる負傷で最も注意すべきは、
リスクを理解して自宅に来た客ではなく、外出した際に出会う他人です。
十分な説明を与えていない他人にオウムを触らせて酷い負傷をおわせた場合は謝るだけで許されるとは限りません。
ですので、基本的に「噛まれてもいい」と発言していない人には、
オウムに向けて手を出すことを許可しません。
それでも手を出す人も居ますが、その場合はオウムが相手に噛みつく前に庇って代わりに噛まれています。
いつも楽しく、そして勉強をさせて頂きながら拝見しています。
白色オウムの特に男の子は色々な意味で難易度が高い子が多いイメージです。
一時期、里親で白い大きい子♂のお迎えを検討していたのですが、上述したような理由で一旦保留中です。
私には比較的慣れているものの家族に対してはどうかと。
もっと時間をかけて相性を見極め、もし縁があるならうちが引き取る事になるだろうと気長に考えていきます。
ですが、少し気になっているのは、某ペットショップ様でオウム達がそれはもうバンバン売れていること。
要らぬお世話とは分かっておりますが、大丈夫なのかなぁと心配してしまいます。
寿命の件もそうですが、結局、扱いきれない!となり、TSUBASA様のような施設に行く事になる子も実際にいるんだろうなぁ、と感じてしまう。
飼い主の認識・知識不足による飼育放棄や断念は鳥に限った話ではありませんが、多少なりとも保護活動等に関わったことのある身としては気がかりな事です。
私はそうならないよう、こちらでのお話も含めて今後も勉強して熟考するつもりです。
ろう君とろう飼い主様の次の更新を心待ちにしております!
私もキバタンを飼いだしてから、他のオウムを触らなくなってしまいました。
うちの子は家族には噛む事はありません、でも他人にはゼッタイに触らせません。
とっても愛してはいますが「所詮は畜生」という事は忘れません。
他人にケガをさせない為にも、まずは飼い主がオウムを理解しなくちゃいけませんよね。
メスでもパートナー以外に攻撃的な子もいますし、
オスでも割と穏やかな子もいます。
ろうがパートナーオンリー思考になってしまっているのは、飼い主と2人暮らし状態なのが一番の原因になっています。
私が頻繁に人と接する場所にオウムを連れて行けていたら、ここまで排他的な行動が顕著に現れることはなかっただろうと思います。
(ここは本当に改善が必要なので頭を悩ませ中です)
個人的には卵のトラブルに怯えないで済む分、
オスの方が毎年くる繁殖期を気楽に迎えられるので飼育者の胃の負担が少なくなるとのですが、これは何とも判断が難しいです(;'∀')
若い個体であるならそこまでですが、年齢の高いオウムになる程メスの卵トラブルは深刻なものになっていきます。
生体の健康トラブルは飼い主にも本当にきついので、このあたりもご考慮頂けると良いかも知れません。
良い巡り合いがあると良いですね('ω')ノ
私にとってもろうは半身に近い存在ではありますが、信用はおけません。
私以外には何を仕出かすかわからない白い悪魔です。