3か月で成体に近い形まで育ちますが、
抗体面が整うのは大分先です。
3歳までは、まだまだ弱いと思って下さい。
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~2歳の子の死亡リスクは高いです。
逆に、5~8歳を超えたオウムは丸裸になっても元気な子が多いです。

なかなかいないので難しい話ですが、
理想的なお迎えのタイミングは餌の切り替えが終わった後、3歳以降です。
3歳はオウムがパートナーを探し始める年齢ですので、
その時にオウムの前に新しく現れた個体(人)は割と好意的に捉えられます。
この時期なら、ショップさんと協力すればパートナー認定を覆すのは比較的簡単です。
パートナー認定から時間が経過するにつれ、パートナーをすり替えるのは困難になっていきますが、
根気よくやれば可能です。
人に大事にされた個体は、他の人の所に行っても大事にされればちゃんと慣れます。


本来、ショップは餌の切り替えが終わる前の個体を販売すべきではありませんし、
(鳥を見れる病院も、鳥に関する情報も少ない現状で初心者に幼鳥を扱わせるのはリスクが大きすぎます)
また、販売側は3歳までには、診察に必要になるであろう体勢に慣れさせたりなどのトレーニングをしておくべきです。
(それが出来ていないから幼鳥を求める人が多くなるのですが・・)

ショップが幼鳥を早売りするのは、
・幼鳥が簡単に売れて儲かるから(幼鳥時は良い子なので大型の問題を直視させないで済む)
・成長するほどショップの負担が増える
・店員がパートナー認定された後の対応が面倒
などなどですが、やはり一番は「幼鳥を欲しがる人がいるから」です。
しっかりした成体を見つけるのは本当に困難ですので、
どうしても幼鳥から買わざるを得ない方が出てくるのは仕方がありません。

ただ、これから大型を飼おうとしている方には、幼鳥を求める前に色んな成体に会ってください。
何件もショップを回れば、どこかにはボチボチの年齢の子が居るはずです。
大人のオウムは、幼鳥がすることの無い様々な感情を見せてくれます。
数十歳の子でも、相性が良ければ十分を与えてくれるはずです。

幼鳥を求めるのは、最終手段です。
成体の問題点に直に触れないまま、買うことのないように注意しましょう。